昭和電工は12月16日、アンモニアの国内販売価格を、来年1月1日出荷分より以下の通り値上げすると発表した。
<価格改定の内容>
①対象製品および値上げ幅
・液化アンモニア(タンクローリー):35円/kg以上
・液化アンモニア(ボンベ):55円/kg以上
・アンモニア水(25%濃度):10円/kg以上
②実施時期
2022年1月1日出荷分より
値上げは、輸送用船舶の不足やタンクローリー等の乗務員不足による輸送費の高騰、生産設備の維持・更新費用の増加に加え、原材料価格、電力コストの大幅な上昇などによるもの。
アンモニアは、ナイロンやアクリロニトリル等の合成繊維原料、火力発電所等の排煙に含まれる窒素酸化物(NOx)の除去、自動車・建設機械部品の金属表面処理などの一般工業用途や肥料用途などに幅広く使用されている。