太陽光発電システムの販売および電気設備工事などのエネルギーソリューション事業を担う、シャープの子会社「シャープエネルギーソリューション」は、フィリピン共和国パンパンガ州にある横浜ゴムのタイヤ生産販売子会社の生産工場「Yokohama Tire Philippines」の屋根に、太陽光発電システムを設置した。
設置した太陽光発電システムの出力規模は、約4MW-dc。発電した電気は同工場で利用し、電力購入量を削減する。
同工場では、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量の削減や天然資源の保全などを環境方針として掲げており、その一環として本システムが導入された。
年間予測発電量は約5,363MWh。これは約2,858tCO2/年の温室効果ガスの排出量削減に相当する。
なお、同件は、日本の環境省が実施する「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業(※)」の採択を受けて実施。プロジェクトは、フィリピン政府と日本政府の協力の下で行われた。
[太陽光発電システム設置概要]
– 設置場所:横浜ゴム タイヤ生産工場(フィリピン共和国パンパンガ州)
– 出力規模(モジュール容量):約4MW-dc
– 年間予測発電量:約5,363MWh/年
– 想定温室効果ガス排出削減量:約2,858tCO2/年(相当)
– 設置・運転開始日:2019年7月4日
※:低炭素技術等を活用し、途上国における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて日本及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的としている。低炭素技術等の初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。