ZMPは4月16日、高解像度4Kカメラ映像を含む首都高速道路走行時の計測データセットのトライアル版を、2021年5月より販売すると発表した。
ZMPは、公道走行データ取得ソリューション「RoboTest®」の知見とノウハウをベースに、首都高全線の約327.2kmをZMP計測車両にて走行し、前後左右4カ所のカメラ、3D-LiDAR、GPS、IMU(慣性センサー)、車速や操舵角などの車両データを同期して取得したデータセットを販売していたが、今回、トライアル版として、ジャンクションでの合流やトンネル、カーブ等の走行シーンが含まれている首都高速4号新宿線(上り、下り)のデータセットを販売する。
前方カメラ映像は4K(3840 x 2160)の高解像度データで、遠方の車両、標識、白線、道路構造物などの情報が含まれており、高解像度化が進むADAS・自動運転向けAI・ディープラーニングアルゴリズムの開発や検証に活用することができる。
また、前方4Kカメラに加え左右と後方はフルHDカメラを採用、128レイヤーの高精度3DLiDARデータと組み合わせ、車両全周囲を把握する情報が含まれている。データセットに含まれる車速・操舵角等のデータと組み合わせることにより、ADAS・自動運転アルゴリズムをシミュレーション上で検証する、といった用途にも活用可能だ。
【価格】
首都高速走行データセット トライアル版:18万円(税抜)
首都高速走行データセット 全線一式:200万円(税抜)
※価格は現時点での価格
【計測データの主な仕様】
【走行ルート情報】
首都高速4号新宿線(上り、下り 計 約27km、30分以上)
【製品ページ】
https://www.zmp.co.jp/products/robotest-solution/data-sales