精工技研と東海理化は2月8日、日本初(東海理化調べ)となる小型部品向け「型内塗装技術」を共同開発したと発表した。両社は同技術の2025年の実用化を目指すとしている。
型内塗装技術は、従来別々に行っていた「成形工程」「塗装工程」「乾燥工程」の各工程を、新開発の射出成形機を用い、金型内で一貫して行うもので、従来工法と変わらない見栄えを確保しつつも、導入により以下の改善効果が期待できると云う。
・「塗装工程」やCO2が多く発生する「乾燥工程」の省略により消費電力を削減し、カーボンニュートラルに貢献(CO2排出量削減:約-60%)。
・また、各工程に個別で必要だった設備が不要になることで、工場内での省スペース化にも貢献(約-80%)。