これら装備等について、渡部教授は「安全な自動運転を行うにはまだまだ不十分」だと言及する。
主な理由は、特に、公道走行では、他の自動車や二輪車、歩行者等との「コミュニケーションが重要」であるため。
これは、例えば対向車のドライバーとのアイコンタクトによる譲り合いや、道路脇に立つ歩行者が道路を渡るか否かの判断等のことで、現状の自動運転技術では、そういった判断や行動は「かなり難しい」という。
渡部教授は、自動運転車における今後の大きな課題は、そういったコミュニケーションや状況判断であると指摘している。
ブースでは他にも、私立大学発ベンチャーとしては初めて、自治体や企業による自動運転実証実験のサポート業務を手掛けるフィールドオートの活動実績も紹介。
東京都港区台場でのSIP大規模実証実験
埼玉県深谷市での公道実証実験
東京都新宿区での大学発VB Field Auto
等に関するパネル等の展示されていた。
ちなみに、フィールドオート及び同研究室では、2019年度にレベル4による実証実験等を手掛ける予定だ。