村田製作所の100%出資子会社である埼玉村田製作所(旧:東光)は、中国生産子会社の「華建電子」と「華鉅科技」での生産を2019年内に終了し、閉鎖する。
埼玉村田製作所グループ(旧:東光グループ)は、主に通信市場向けにコイル製品の開発や生産を行ってきたが、近年のスマートフォン市場などの主要市場における市場ニーズの多様化、開発サイクルのスピードアップ、海外メーカーとの競争激化により厳しい経営環境にあると云う。
特に華建電子と華鉅科技では、生産品目の需要減、価格競争の激化などの状況が著しいことから、今回生産を終了し、閉鎖することとした。
埼玉村田製作所は今後、グループ全体でより強固な生産体制、経営体制の構築を目指すとしている。
[会社概要]
<埼玉村田製作所>
– 名称:株式会社埼玉村田製作所
– 所在地:埼玉県鶴ヶ島市
– 設立年月:1955年8月9日
– 資本金:100,000千円
– 大株主:株式会社村田製作所100%
<華建電子>
– 名称:汕頭経済特区華建電子有限公司
– 所在地:広東省汕頭市
– 設立年月:1991年4月1日
– 資本金:103,835千香港ドル
– 大株主:埼玉村田製作所100%(間接保有71.4%)
<華鉅科技>
– 名称:汕頭華鉅科技有限公司
– 所在地:広東省汕頭市
– 設立年月:2000年9月20日
– 資本金:19,100千米ドル
– 大株主:埼玉村田製作所100%(間接保有44.5%)