ルネサス・エレクトロニクス(以下、ルネサス)は6月25日、生産子会社であるルネサス・セミコンダクタ・マニュファクチュアリングの那珂工場(茨城県ひたちなか市)のN3棟(300㎜ライン)の一部で発生した火災(3月19日)に関して、火災発生前の生産能力復帰に必要となる装置全ての立ち上げを完了し、6月24日夜、生産水準が火災発生前対比100%に復帰したと発表した。
また、出荷水準の復帰時期については、代替生産が予定通り同社の半導体生産に寄与していることから、7月第3週頃になるとの見込みを示した。但し、これはN3棟全体としての出荷量であり、個別製品の出荷水準復帰時期はそれぞれ異なるとのことだ。
ルネサスは、今後も地域の安全確保に努め、引き続き、消防、警察をはじめとした関係当局の協力の下、再発防止に取り組んでいくとしている。