日本信号は、同社の久喜事業所品質保証部 市川雅晴氏が2020年度の「彩の国優秀技能者表彰 (埼玉の名工)」を受賞したと、11月27日発表した。
彩の国優秀技能者表彰とは埼玉県内に就業する技能者のうち、極めて優れた技能を有する者で、後継者の育成に寄与するとともに、労働者の福祉の増進及び産業の発展に貢献し、他の技能者の模範と認められる者を埼玉県知事が表彰する制度。昭和43年度に11人が表彰されて以来、2019年度までに845人が表彰されている。
市川氏は1990年(平成2年)に入社、長年にわたり鉄道信号保安装置の検査に従事し、幅広い知識と、検査の試験条件や項目を詳細に洗い出し、潜在している不具合要素を検出できるなどの優れた技能を有し、特に、電子連動装置に関する検査においては、装置ごとにカスタマイズした市川氏独自の試験設備を作成し、検査の効率化やチェックリストの精度を向上させるなど業務改善に貢献された事が評価された。