ヤマハ発動機は12月22日、業界最高クラスの出力密度を実現する、タグボート用Z形推進装置向け電動モーターユニットの試作開発を、IHI原動機から受託したと発表した。
ヤマハ発動機では2020年より四輪車をはじめとするモビリティ向け電動モーターの試作開発を受託しているが、海上のタグボート用Z形推進装置向けについては、今回が初めてとなると云う。
IHI原動機は、現在開発を進めている電動推進装置に、ヤマハ発動機の電動モーターユニットを活用することで、従来の内燃機関直結式と比べて高効率な推進装置を実現し、環境負荷の低減を目指す。
ヤマハ発動機は、試作開発受託にあたって、モーターサイクルを始め、これまで幅広い製品群に柔軟に対応してきた鋳造・加工・組立を中心とする生産技術、試作設備等を活用。要望に沿った試作モーター開発を短期間で進める。また今後、2021年に見直した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」の目標達成に向け、電動モーターの活用を、二輪・四輪車だけでなく、マリン製品や他の製品へも拡大していくとしている。
(外部リンク/ヤマハ発動機)電動モーターユニット:https://www.yamaha-motor.co.jp/e-motor/