日本発条(ニッパツ)は5月26日、神奈川県の厚木工場(精密ばね生産本部)に約50億円を投じて新たなモーターコアの生産棟を建設し、生産能力を増強すると発表した。着工は今年11月、竣工は来年10月を予定していると云う。
日本、中国、メキシコにてモーターコアを製造するニッパツは、自動車の電動化のキー製品として、モーターコア市場の大きな拡大が見込まれるとして、更なる事業拡大を目指す「モーター関連ビジネス拡大プロジェクトチーム」を、2021年度に新たに発足。
10年以上に及ぶ生産実績に加え、技術的な優位性を一層高め、高精度、高性能な製品の効率的・大量生産を狙い、更なる開発・拡販に取り組んできたが、今回、その旺盛な需要増に対応するため、神奈川県の厚木工場に、約50億円を投じて新しいモーターコアの生産棟を建設し、生産能力を増強する。
今回の投資に加え、新生産棟稼働後は、40億円規模の設備投資を順次実施。厚木工場の生産能力を現在の約3倍にまで拡大し、2030年度のモーターコア事業の売上高を300億円超にまで伸長させる計画だと云う。
なお、今後の設備投資については、計画が確定次第、順次告知するとしている。
[新生産棟の概要]
– 対象工場:精密ばね生産本部 厚木工場
– 所在地:神奈川県愛甲郡愛川町中津4056
– 投資額:約50億円
– 生産品目:モーターコア
– 着工予定:2022年11月
– 竣工予定:2023年10月