ポルシェAGは6月22日、カスタムセルズ社とのジョイントベンチャーである新会社のセルフォース・グループGmbHに数千万ユーロの大規模な投資を実施すると発表した。
この投資によりポルシェは、電動モビリティの分野で技術的なリーダーシップとしての役割をさらに加速させる。加えて、カスタムセルズ社は同日、ポルシェのヴァイザッハ開発センターで高性能バッテリーセルの生産を開始することを発表した。
「バッテリーセルは未来の燃焼室です。ポルシェの新しい子会社として、セルフォース・グループは高性能バッテリーセルの研究・開発・製造・販売を推進するために尽力します」と、ポルシェAGの取締役会会長であるオリバー・ブルーメは述べている。
「このジョイントベンチャーにより、私たちは最も強力なバッテリーセルの開発において世界的な競争の最前線に立つことができ、ポルシェ特有のドライビング体験と持続可能性を結びつけることができます。私たちはこのようにしてスポーツカーの未来を形作ります。」
政界からは、バーデン=ヴュルテンベルク州首相のヴィンフリート・クレッチマン氏、連邦経済エネルギー省議会国務長官のトーマス・バレイス氏、テュービンゲン市長のボリス・パルマー氏が会社設立の正式な発足に同席。また、関連企業として、ポルシェAG取締役会会長であるオリバー・ブルーメ、ポルシェの研究および開発担当取締役であるマイケル・シュタイナー、およびカスタムセルズ・イツェホーGmbHのマネージングディレクターであるレオポルド・ケーニッヒ氏とトーゲ・テーネッセン氏が出席した。
この新しいベンチャー企業は、ポルシェが83.75%の過半数の株式を保有する。テュービンゲンに本社を置き、従業員数は当初の13名から、2025年までに80名まで増加を見込む。また、ドイツ連邦共和国とバーデン=ヴュルテンベルク州は、約6000万ユーロの資金をこのプロジェクトに提供する。