パイオニアは１１月１６日、同社製のエキサイター（振動素子）が、ＮＴＴテクノクロスが１１月２４日より販売を開始する通話機器「ウインドウスルー会話装置」に採用されたと発表した。
「ウインドウスルー会話装置」は、ＮＴＴメディアインテリジェンス研究所が開発したウインドウトーク技術を搭載しており、受話器型の機器を窓ガラスに押し当てることにより、ガラス越しの相手と会話することができるというもの。
パイオニア製の小型かつ軽量なエキサイターと、ＮＴＴメディアインテリジェンス研究所の制御処理・エコーキャンセラ・受話器設計（振動ピックアップ／マイク）などの音響信号処理技術を組み合わせることで、隔離した状況でも、車の窓ガラスやアクリル板の振動で音を伝授し、会話、コミュニケーションを行えるとしている。
コロナ禍において隔離環境でのコミュニケーションが求められる中、ドライブスルー方式の外来診療（ＰＣＲ検査など）、介護や医療現場における面談、飲食店のドライブスルーなど、窓ガラス越しに会話することで飛沫感染リスクを抑えられるシーンでの活用が見込まれている。
【「ウインドウスルー会話装置」の利用イメージ】
