パイオニアは4月14日、経済産業省が公表した「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ基本構想」に賛同すると発表した。
GXリーグは、2050年カーボンニュートラル実現と社会変革を見据えてGXへの挑戦を行い、現在および未来社会における持続的な成長実現を目指す企業が、同様の取り組みを行う企業と共に官・学協働する場であり、外部から正しく評価され成長できる社会(経済と環境および社会の好循環)を目指している。
パイオニアでは、カーボンニュートラル達成へのマイルストーンとして2030年3月期に自社からのCO2排出量(Scope1+Scope2)を2018年3月期比で30%削減する活動を推進している。
GXリーグへの賛同と合わせて、さらに高いCO2排出量目標を検討するとともに、長年培ってきたモビリティ領域における技術力を活かしながら、車の利用状況や移動に伴うCO2排出量を可視化する仕組みの構築や、社会課題の解決に寄与するソリューションの提供などに取り組んでいく。
また、新たな脱炭素技術・製品の積極的、優先的な調達により消費市場のグリーン化を牽引するとともに、幅広いステークホルダーへの能動的な働きかけによるサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルの達成を目指すとしている。
<Scope1>
事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼・工業プロセス)
<Scope2>
他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出