パイオニアは、9月27日、同社が開発中のMEMSミラー方式で計測距離が異なる「3D-LiDARセンサー」3種4モデルについて、自動運転関連の開発事業者等に提供することを発表。9月下旬より順次開始する。
3D-LiDARセンサーは、レーザー光で対象物までの正確な距離を測定し、遠方や周辺の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるため、レベル3以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイスと言われている。
同社では現在、2020年以降の量産化を目指し、高性能で小型かつ低コストな3D-LiDARセンサーの開発を進めており、昨年の9月以降検証用サンプルを国内外の企業に提供していた。
今回、新たに提供を開始する3D-LiDARセンサーは、駆動部のないMEMSミラーを用いたラスタースキャン方式を採用。
ちなみに、MEMSとはMicro Electro Mechanical Systemsの略、微小電気機械システムを意味する。
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