パイオニアとキヤノンは4月17日、3D-LiDAR センサーの共同開発契約を締結したと発表した。
両社が協業で進める3D-LiDAR センサーは現在、量産を視野に開発してきたパイオニア保有の小型化技術や、デジタル信号処理技術などの車載機器開発に関する知見やノウハウにキヤノンが保有する光学の先進技術とノウハウを組み合わせることで、より高度かつ小型の自動運転車両向け3D-LiDAR センサー実現を目指すもの。
そもそも3D-LiDAR センサーは、レーザー光で対象物までの正確な距離を測定し、遠方や周辺の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるため、レベル 3以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイスと言われてきた。
パイオニアは、この領域で2020 年以降、完成度の高い3D-LiDAR センサー量産化を目指し、高性能で小型かつ低コストなMEMS(Micro Electro Mechanical Systems/微小電気機械システム)ミラー方式の3D-LiDAR センサーの開発を進めてきた。