グローバルスコア ランキング トップ3はトヨタ、FORD MOTOR、ホンダ
パテント・リザルトは1月20日、『EV 関連技術』について、世界での特許総合力を示す「グローバルスコア」の企業ランキングを自社の特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて集計した。
EV(電気自動車)は、排出ガスを出さない環境にやさしい車として注目されている一方、充電インフラの整備やバッテリー性能向上といった課題も残る。また各国の政策的な支援を背景に、世界各国で技術競争が激化している。
そこで同調査では『EV 関連技術』に注目し、日本、米国、欧州、中国の主要4国・地域に於ける「パテントスコア」(個別特許の注目度を得点化)を合算し、世界を俯瞰した際の特許の質と量を総合的に見た評価を行った。
そうした集計の結果、「グローバルスコア ランキング」では、1位 トヨタ自動車、2位 FORD MOTOR(米)、3位 本田技研工業となったという。
1位のトヨタ自動車は日本、米国、中国特許の寄与が大きくなっており、日本と中国特許に於けるランキングでも1位となった。注目度の高い特許には、「無線給電を用いて電気自動車の搭載バッテリーを外部から充電可能にする技術」や「排水を促進する部材を設置した、外部電源装置の充電用車載インレット」などが挙げられる。
2位のFORD MOTORは米国、中国特許の寄与が大きくなっており、中国特許に於けるランキングでは1位となっている。注目度の高い特許には、「直流高速充電用の充電前置回路が組み込まれたEV」や「車両用のバッテリー寿命推定システム」などが挙げられる。
3位の本田技研工業は日本、中国、米国特許の寄与が大きくなった。注目度の高い特許は「電気自動車の残り走行可能距離と充電ステーションの情報を考慮した充電オプションの提示システム」や「蓄電池の充放電状態に応じて柔軟に電力系統との電力授受を切り替える電力貯蔵装置」などがある。
続く4位のBYDは「電池ケース内に複数の電池コアグループを収容し、それらを隔壁板で仕切ることで小型化と高容量化を実現した電池モジュール、電池パック及び電気自動車」などが、5位のLG ENERGY SOLUTIONは「バッテリーの残存価値や使用コストを算出する電気自動車用のバッテリーサービスシステム」などが注目度の高い特許として挙げられるという。
なお6位以下には日産自動車、HYUNDAI MOTOR(韓)などがランクインしている。更なる詳細内容は、『EV 関連技術』グローバルスコア:ランキングデータから閲覧できる。
価格:50,000円(税抜)
https://www.patentresult.co.jp/ranking/total/gls-ev.html
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