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2025年1月20日【トピックス】

パテント・リザルト、自動車系企業のEV特許の総合力調査

坂上 賢治

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グローバルスコア ランキング トップ3はトヨタ、FORD MOTOR、ホンダ

 

パテント・リザルトは1月20日、『EV 関連技術』について、世界での特許総合力を示す「グローバルスコア」の企業ランキングを自社の特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて集計した。

 

EV(電気自動車)は、排出ガスを出さない環境にやさしい車として注目されている一方、充電インフラの整備やバッテリー性能向上といった課題も残る。また各国の政策的な支援を背景に、世界各国で技術競争が激化している。

 

そこで同調査では『EV 関連技術』に注目し、日本、米国、欧州、中国の主要4国・地域に於ける「パテントスコア」(個別特許の注目度を得点化)を合算し、世界を俯瞰した際の特許の質と量を総合的に見た評価を行った。

 

そうした集計の結果、「グローバルスコア ランキング」では、1位 トヨタ自動車、2位 FORD MOTOR(米)、3位 本田技研工業となったという。

 

 

1位のトヨタ自動車は日本、米国、中国特許の寄与が大きくなっており、日本と中国特許に於けるランキングでも1位となった。注目度の高い特許には、「無線給電を用いて電気自動車の搭載バッテリーを外部から充電可能にする技術」や「排水を促進する部材を設置した、外部電源装置の充電用車載インレット」などが挙げられる。

 

2位のFORD MOTORは米国、中国特許の寄与が大きくなっており、中国特許に於けるランキングでは1位となっている。注目度の高い特許には、「直流高速充電用の充電前置回路が組み込まれたEV」や「車両用のバッテリー寿命推定システム」などが挙げられる。

 

 

3位の本田技研工業は日本、中国、米国特許の寄与が大きくなった。注目度の高い特許は「電気自動車の残り走行可能距離と充電ステーションの情報を考慮した充電オプションの提示システム」や「蓄電池の充放電状態に応じて柔軟に電力系統との電力授受を切り替える電力貯蔵装置」などがある。

 

続く4位のBYDは「電池ケース内に複数の電池コアグループを収容し、それらを隔壁板で仕切ることで小型化と高容量化を実現した電池モジュール、電池パック及び電気自動車」などが、5位のLG ENERGY SOLUTIONは「バッテリーの残存価値や使用コストを算出する電気自動車用のバッテリーサービスシステム」などが注目度の高い特許として挙げられるという。

 

 

なお6位以下には日産自動車、HYUNDAI MOTOR(韓)などがランクインしている。更なる詳細内容は、『EV 関連技術』グローバルスコア:ランキングデータから閲覧できる。

 

価格:50,000円(税抜)
https://www.patentresult.co.jp/ranking/total/gls-ev.html

 

同件に関する問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。