パナソニックの社内カンパニーであるエナジー社(以下、エナジー社/※)は2月28日、グローバルでの事業拡大に向け、車載用新型リチウムイオン(Li-ion)電池「4680」の生産設備を、和歌山工場に設置すると発表した。新型電池は、2023年度中の量産開始を予定していると云う。
乾電池事業や、産業用電池、車載用電池等のBtoB事業をグローバルに展開するエナジー社では、現在、車載用Li-ion電池のラインナップ拡充に向け、国内の複数拠点に於いて、高容量の新型電池「4680」の開発を推進。今回、和歌山工場の建屋改修に伴い、この新型電池の生産設備2ラインを設置することを決定した。
[和歌山工場の概要]
– 名称:パナソニック株式会社 エナジー社 和歌山工場
– 所在地:和歌山県紀の川市打田 612-1
– 設立:1991年4月
– 現在の事業内容:リチウムイオン電池用部品の製造。
– 敷地面積:約100,000㎡
※2021年10月、パナソニックグループ内の電池関連事業が統合により発足。パナソニックの今年4月の持株会社制移行後には、新会社「パナソニック エナジー株式会社」として独立予定。
<(参考)パナソニックの電池技術及び製造技術の進化(英語)>
■パナソニック株式会社 エナジー社:https://www.panasonic.com/jp/corporate/energy.html
■(パナソニック)パナソニックの車載電池事業 磨き上げた「強み」で新たなフェーズへ(2021年8月6日付リリース):https://news.panasonic.com/jp/stories/2021/91706.html