パナソニック オートモーティブ社の小型HUD(Head Up Display)が、日産自動車の新型「スカイライン」(9月17日発売)に採用された。
小型HUDは、日産が新型スカイラインのProPILOT(プロパイロット)2.0のインテリジェントインターフェースの一つとして採用され、システムから送信される車線変更タイミングの提案等の情報を、ドライバーの視界中心近くに表示。視線移動によるドライバーの負担軽減に貢献する。
パナソニックは開発にあたり、デジタルカメラ開発で培った光学技術を応用したフル自由曲面ミラー、薄型PGU(Picture Generation Unit)を用い、高倍率、低歪ながら業界最小クラスのHUDを実現している。
[開発技術の概要]
(1)高倍率低歪を実現するフル自由曲面ミラー
・デジタルカメラの開発で培ったレンズ設計・レンズ成形技術を活用し、高精度の自由曲面ミラーで高画質化を実現。
(2)搭載スペース(小型化)に貢献する薄型PGU
・液晶ディスプレイの照明技術を応用したHUD向け導光板で、PGUの薄型化と高輝度化を実現。
パナソニックは、今後も車載技術の開発を通じて、安全・安心な快適ドライビング環境に貢献していくとしている。