パナソニックインダストリー社(以下「パナソニック」)は3月25日、自動車のロードダンプサージからECU(Electronic Control Unit)を保護する「ZNR(R)高エネルギーバリスタ」を製品化したと発表した。
環境意識、安全意識の高まりから、二輪車を含む自動車の電子化・電動化が進み、搭載されるECUの数が増加。また、エンジン等の発熱部近傍への搭載も増加しており、ロードダンプサージ保護用デバイスの耐熱性への要求が高まっている。
パナソニックは、1968年に世界で初めて「ZnOバリスタ(酸化亜鉛バリスタ)」の開発実用化に成功。以来、長年培ってきたバリスタ技術を生かしロードダンプサージ対策用バリスタの耐熱性向上に努め、今回、車載でより広範囲な使用用途に対応できる「ZNR(R)高エネルギーバリスタ」を製品化した。
2022年3月より量産を開始する。
<特長>
1. 独自構造により、たわみ強度と業界最高レベルの耐熱温度150℃の両立を実現
2. 優れた製品特性(耐ロードダンプサージ性能 制限電圧)で車載ECUをサージから保護
3. 小型化と軽量化の実現で、省スペース化、環境負荷を低減
<用途>
車載ECU等のロードダンプサージ保護(ライティング、エンジン制御、電子メーターのECU及びUSBチャージャー等)