日野自動車の米国における販売子会社の日野モータース セールスU.S.A.(ミシガン州ノバイ/以下、米国日野販売)と生産子会社の日野モータース マニュファクチュアリング U.S.A.(ミシガン州ノバイ/以下、米国日野製造)は、8月21日、ウェストバージニア州ミネラルウェルズで、新工場の開所式を実施した。
式典には、州知事ジム ジャスティス様、州選出上院議員ジョー=マンチン氏、同上院議員シェリ―=ムーア=カピト氏、同下院議員デイビッド=マッキンレイ氏などを招き、ディーラー、サプライヤーをはじめ、日野社長の下義生氏、米国日野販売社長の松岡茂裕氏、米国日野製造社長の大野敬氏らが参列した。
日野は、将来にわたる持続的成長のため、米国をはじめとする米州を日本、アジアに次ぐ第3の柱とすべく、米国の基盤強化に向けて商品ラインアップの拡充と生産の現地化を進めている。
この一環として、ウェストバージニア新工場では、従来の生産工程を移転・集約し一層の効率化を図るとともに、今後、現在日本で行っている北米専用車のキャブ生産を移管する計画。
商品供給のリードタイムを短縮するとともに、将来の販売増を見据えた体制も整え、競争力強化を図っており、今年6月、新工場の本格稼働を開始した。
また8月下旬以降、中型トラックの高馬力モデル(XLシリーズ)も、順次納車する予定だ。
開所式で、日野社長の下義生氏は以下のように話している。
「日野は、ウェストバージニア新工場建設を含め、合計1億ドルの米国事業への投資と、250名の新規雇用を約束してきました。そして本日、さらなる米国事業の成長を支える基盤強化に向け、4千万ドルの追加投資と250名の追加雇用を発表します。日野は、今後とも米国およびウェストバージニア州の発展に貢献できるよう積極的に取り組んでまいります」。
また、ジャスティス州知事は、「日野は、2007年以来、ウェストバージニア州の大事なパートナーであり、今回の追加投資、追加雇用を含め、州最大の雇用事業者のひとつになっています。州発展のための、日野の継続的な投資に感謝します。」と話している。
[新工場の概要]
– 名称:米国日野製造 ウェストバージニア工場
– 所在地:ウェストバージニア州 ミネラルウェルズ
– 敷地面積:約378千㎡
– 機能:米国向け日野車の生産
– 生産品目:中型トラック
– 稼働開始:2019年6月(車両組み立て)
– 生産能力:24千台/年(2直定時)
– 従業員数:約470名 (2019年8月現在)
– 投資額:約1.4億ドル