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2024年5月22日【イベント】

小野測器、人とくるまのテクノロジー展2024横浜に出展

坂上 賢治

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電子計測器の製造および販売を展開する小野測器は、5月22日~24日の3日間、神奈川県の「パシフィコ横浜」で開催される「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」及びオンライン展示会「人とくるまのテクノロジー展 ONLINE STAGE 1」に出展する。

 

そんな小野測器は、1954年創業。電子計測機器の製造、販売ならびに各種エンジニアリングサービス事業を展開。創業同年に国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発。

 

自動車産業では二輪・四輪車、自動車部品、 その他建設機械、食品や医療検査等、幅広い分野において研究開発のサポートから製造工程での測定技術を提供。自動車メーカーHondaの第二期(1983-1992)F1レース活動において、V6ターボエンジンのベンチ試験用の操作システムを特注制作するなど、同社の優勝に技術面でサポート。

 

その他、近年では電動車両(EV)開発支援 など、カーボンニュートラル社会実現のために新たなビジネス領域への参入を行っている。

 

 

今回の出展ブースには「モビリティ社会を支える計測ソリューション」をテーマに、次世代モビリティ開発に貢献する製品群を展示、紹介を行う。

 

一般向けとしては初公開となる「ローノイズマイクロホンMI-1282M10」や、xEV開発に貢献する角度軸信号計測ソフトウェア「ExAngle(エクスアングル)」、O-Solution・DS-5000音響パワーレベル計測システム、実路での実車検証を台上で再現が可能な「AD/ADAS 開発向けVIL ベンチ」等が展示される予定だ。

 

また今後カーボンニュートラルに取り組む自動車業界に対し、計測機器メーカーとして今後もあらゆる方面で貢献していくべくIDAJと協業し、両社の強みを活かした「GT-SUITEベンチマーキングモデル(米国Gamma Technologies社で開発されたマルチフィジックス・システムシミュレーションツール)」の販売の開始も発表する。

 

小野測器ブース於ける概要は以下の通り

 

  • 株式会社IDAJと協業し「GT-SUITEベンチマーキングモデル販売」を開始
  • 業界最高峰の性能を持つ「ローノイズマイクロホンMI-1282M10」を展示
  • 次世代モビリティ開発に貢献する最新の計測機器を展示

 

【出展商品】
・ローノイズマイクロホンMI-1282M10 ※新製品
国内初の1/2インチバックエレクトレット型ローノイズマイク。自己雑音レベル(A特性)4.5 dB(Typ.)を実現し、通常の計測用マイクロホンでは測定が難しい、10 dB台の微小音測定が可能。

 

ローノイズマイクロホン MI-1282M10
・O-Solution・DS-5000音響パワーレベル計測システム
規格に準じた音響パワーレベルを算出した後に、収録データを用いて詳細な分析ができるほか、再計測の手間なく問題となる音の要因分析が可能。

 

 

音響パワーレベル計測システム
・角度軸信号計測ソフトウェアExAngle(エクスアングル)
従来のエンジン開発における燃焼解析で培った回転角度基準サンプルの解析技術を拡張し、回転運動や往復運動に伴う様々な現象を効率良く精細に把握する新システム。

 

 

角度軸信号計測ソフトウェアExAngle
・AD/ADAS 開発向けVIL ベンチ
車両モデル、道路モデルと台上試験システムを連成し、 実路での実車検証を台上で再現が可能(例:旋回、低μ路走行など)なシミュレーションベンチ。

 

 

・無線計測システム
温度と電圧の同時計測に対応したシステム。小型・無線のモジュールなので、ドローンや自動輸送ロボットなどの移動体にも設置することができ、輸送中の温度や周囲環境の状態をモニタリングが可能。

 

 

・GT-SUITEベンチマーキングモデル販売
中国の電気自動車メーカーBYDのミドルサイズSUV、元PLUS(日本名:ATTO3)の熱マネジメント試験のデータを株式会社IDAJと協業することでモデル化し提供。自社の計測・解析技術と、IDAJの解析・モデル化技術を投じて、再現度の高いGT-SUITE熱マネジメントモデルを構築。モビリティ開発の工数削減に貢献する。

 

 

 

出展概要
イベント名:人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA
会期:2024年5月22日(水)~5月24日(金)
開催時間:10:00~18:00(※最終日のみ 9:00 ~ 16:00)
会場:パシフィコ横浜
小間番号:169
入場料:無料(※公式サイトより、事前登録が必要です)
※人とくるまのテクノロジー展 ONLINE STAGE 1:2024年6月5日(水)まで
※公式サイト:https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。