オンキヨーは、OEM事業の主要生産拠点となるインド工場で、好調に拡大する受注に対応するため、昨年度比約3倍となる月産50~60万台体制に向け、生産ラインを拡大する。
オンキヨーは、一昨年の2月にインドのUNO MINDA GROUPと合弁会社を設立し、同年8月から本格的量産を開始。車載用スピーカーを中心に当初計画を上回る受注を獲得するなど、順調に生産を拡大し、現在、昨年度比2倍を超える月産35万~40万台の生産能力を持つまでに成長している。
また、MINDAグループの商品にも「Sound by Onkyo」のサブブランドを付与し、音質の良さを訴求した高付加価値製品として販売を拡大。
スピーカー部品のうち音質に関する主要部品であるボイスコイルやコーン紙について、インド工場での内製化を進めることで、さらなるコスト競争力及び品質の向上を図るとともに、依然好調な受注に対応すべく当初計画を前倒し、年内の月産50~60万台を目標として生産ラインの拡大を推進している。
さらに2020年以降、第2工場、第3工場の設立を視野に、増加する受注に対応するため、生産拡大を目指す。
オンキヨーグループでは、祖業であるスピーカー開発で培ってきた音に関する技術を活用し、OEM事業において「Sound by Onkyo」など、サブブランド戦略を強化して事業を拡大。今後もあらゆる場面において高品位な“音”のソリューションの提供を続けるとともに、さらなるブランド向上を目指していくとしている。
※グラフ中の台数はオンキヨー及びオンキヨーサブブランド製品に関して。B2B(OEM)事業の台数はサブブランドが付与されたもののみの出荷台数。