オン・セミコンダクター・コーポレーションは12月22日、12月17日付(米国12月16日発表)で、グレゴリー L.ウォーターズ(Gregory L. Waters)とブルース E.キドゥーが取締役会に選任されたと発表した。取締役を18年務めたエマニュエル T.ハーナンデス(Emmanuel T. Hernandez)は、退任することになった。
オン・セミコンダクターの取締役会のチェアマンを務めるアラン・キャンベル(Alan Campbell)は、次のように述べた。
「私たちは、グレッグとブルースの両名を、当社の取締役会の最新メンバーとして迎えることを大変嬉しく思います。グレッグとブルースは、どちらも業界内の経験豊富なエグゼクティブであり、、オン・セミコンダクターが変革を続ける中で、当社の技術、事業、財政の優先順位事項に新たな洞察をもたらします。また、また、マニーの長年にわたるオン・セミコンダクターへの貢献と業務に対して感謝します」
グレッグ・ウォーターズは、半導体業界で30年以上のマネジメント経験を有しており、Integrated Device Technology社の前 CEO 兼 社長として、複雑な構造改革を通して優秀なチームを率い、製品リーダーシップによって成長を拡大し、ルネサス社への売却を成功させた。それ以前は、スカイワークス・ソリューションズ(Skyworks Solutions)社、アギア・システムズ(Agere Systems)社、テキサスインスツルメンツ(Texas Instruments)社で幹部職を歴任。ウォーターズはキャリアを通じて、半導体製造、製品管理、研究開発、販売、M&A、インベスター・リレーションズ(IR)、情報技術(IT)などに関する専門知識を含む、マネジメントのスキルと能力のさまざまなポートフォリオを開発した。彼は、バーモント大学で工学の理学士号、またノースイースタン大学でコンピューター科学の理学修士号を取得している。
ブルース・キドゥーは、半導体業界で25年の財務および経営の経験を有し、マキシム・インテグレーテッド(Maxim Integrated)社のCFO、およびブロードコム・コーポレーション(Broadcom Corporation)社のバイスプレジデント 兼 CFO 代理として、上場企業の取締役会と幅広く協力し、変革をもたらすビジネスの変化の推進、革新的な資本構造プログラムの設計、大規模なインバウンドおよびアウトバウンドのM&A機会の評価に従事した。キドゥーは、米国海軍兵学校(United States Naval Academy)で応用科学の理学士号を、またウィリアム・アンド・メアリー大学(College of William and Mary)で経営学修士号を取得している。また、公認管理会計士であり、米国 Institutional Investor 誌の2014年度「ベスト CFO」賞を受賞している。
さらにアラン・キャンベルは、次のようにコメントした。
「今、当社にとって非常に興味深い時であり、このような時にグレッグとブルースを取締役会に迎えることを喜ばしく思います。また私は、取締役会を代表して、ヘッジファンドの「スターバリュー(Starboard Value)」のソートリーダーシップ、サポート、そして最近の当社のいくつかの変化との整合性について、彼らに感謝の意を表します。今後も、リーダーシップ・チームが企業の戦略計画を実行する際に、すべてのステークホルダーと協力してリーダーシップ・チームを支援することを非常に楽しみにしています」
スターバリューのマネージングメンバーであるピーター・フェルド(Peter Feld)氏は以下のコメントを寄せた
「ここ数ヶ月にわたってオン・セミコンダクターと協力して議論してきたことに感謝しています。オン・セミコンダクターは卓越した企業であり、成長性と収益性の向上に注力する同社にとって、この新取締役の任命が貴重な専門性をもたらすものと確信しています。と りわけ、ハッサ―ン・エルコーリー(Hassane El-Khoury)がCEOに就任したことは非常に刺激的っであり、彼がオン・セミコンダクターをトップクラスの半導体企業に導くのに十分な立場であると確信しています。株主価値の創出という私たちの共通目標を追求するために、引き続きオン・セミコンダクターの取締役会と緊密に協力していくことを楽しみにしています」
■オン・セミコンダクター:www.onsemi.jp