オムロンは8月1日、ロシアで展開する制御機器、ヘルスケア、電子部品事業の内、制御機器と電子部品事業を無期限停止すると発表した。なお、ヘルスケア事業に関しては、血圧計やネブライザーといった医療機器に限定して供給を継続する。今後は、この方針に基づき準備を進めていくと云う。
オムロンでは、ロシア・ウクライナ向けの制御機器、ヘルスケア、電子部品事業について、3月14日に一時出荷停止を決定。以来、現地情勢について注視してきたが、今回、現地での事業の将来に亘る持続可能性を慎重に精査した結果、ロシアでの制御機器事業と電子部品事業の継続が困難と判断し、同国での同事業を無期限で停止することを決定した。
なおこの決定による、欧州の他の地域に於ける製造・販売への影響はないとのこと。