沖電気工業(OKI)は、ベトナム北部ハイフォン市のチャンズエ工業団地に新たな生産拠点「OKIベトナム(OKI VIET NAM)」を設立し、10月からの稼働を開始する。
OKIベトナムを、日本、中国、タイと並ぶ生産拠点と位置づけ、様々な顧客ニーズや要望に迅速に応えられる生産体制を実現する。
OKIベトナムでは、10月の稼働開始時、メカトロシステム事業の主力製品であるATM、およびその機能モジュールを生産。約100名規模の生産体制で稼働を開始し、将来的には約500名規模の体制への拡大を見込んでいる。
また、生産プロセスにおいては、稼働の初期段階からOKIの組立作業ナビゲーション「プロジェクションアッセンブリーシステム(注1)」を全面的に活用し、品質・コストの垂直立上げを実現する。
ベトナムでは現在、急速な経済成長とともに道路や通信環境などのインフラ整備が進んでおり、多くの企業が生産拠点を設立。
OKIは、優遇税制などの環境面、コスト面における優位性が確認できたことから、OKIベトナムの設立を決定。同社の運営を通し、ベトナムにおける雇用創出と経済発展にも貢献していくとしている。
注1:プロジェクションマッピング技術と画像センシング技術を活用し、生産現場での組立作業ミスのゼロ化を支援するシステム<https://www.oki.com/jp/esc/pas/>
[会社概要]
– 会社名:OKI VIET NAM COMPANY LIMITED
– 社長:高野 克己
– 所在地:
P-1.4 Factory, Lot P-1, Trang Due Industrial Park, An Hoa Commune, An Duong District, a part of Dinh Vu – Cat Hai Economic Zone, Hai Phong City.
– 主な事業内容:ATMおよびATMの機能モジュールの生産
– 従業員数:約100名(稼働開始時)
– 資本金:85,840,000ベトナムドン(4億円相当)OKI 100%