軸受、ドライブシャフト、精密機器商品等の製造・販売を行うNTNは12月10日、大阪市所有の本社土地・建物を、国内の一般事業会社に売却すると発表した。
契約締結・引渡日は、12月22日を予定。売却益は37億2,900万円。売却後も当該建物を賃借し、本社として入居する。
NTNは、今年4月に開始した3年間の中期経営計画「DRIVE NTN100」Phase2を財務体質の強化期間と位置付け、経営環境の変化にしなやかに対応できる企業体質の構築を目指しており、その一環として、今回、本社を売却。保有資産の有効活用することで、財務体質の更なる強化を図るとしている。
[譲渡資産の内容]
– 資産の名称:NTNの本社土地および建物
– 所在地:大阪府大阪市西区京町堀1丁目3番17号
– 土地面積:969.35m² (敷地面積)
– 建屋面積:7,017.79m² (延床面積)
– 譲渡益(※):3,729百万円
※譲渡先の意向により、譲渡価額、帳簿価額、決済方法等の開示はしない。譲渡益は、譲渡価額から譲渡に係る費用等の見積額を控除した概算額。
<譲渡先の概要>
譲渡先は、国内の一般事業会社であるが、譲渡先の意向より開示はしない。なお、当社と譲渡先の間に特記すべき資本関係、人的関係、取引関係はない。
<譲渡の日程>
契約締結日・引渡日:2021年12月22日(予定)
<今後の見通し>
本社の譲渡により、2022年3月期第3四半期に於いて、固定資産売却益として約3,729百万円の特別利益を計上する見込み。なお、2021年10月29日公表の2022年3月期通期連結業績予想値に変更はない。