日産自動車と中国深圳市のSunwoda社(欣旺达电动汽车电池:Sunwoda Electric Vehicle Battery)は、日産「e-POWER」車両に搭載する次世代型バッテリー共同開発の検討を開始することで合意した。
また両社は、共同開発した車載用バッテリーの安定供給に向け、効率的な生産技術の開発についても検討。今後両社は、具体的な共同開発の内容と条件を協議の上、2020年末までの最終合意を目指す。
日産は現在、電気自動車と「e-POWER」を柱とした車両の電動化を積極的に推進しており、今後、グローバル市場のB、Cセグメントにおいても「e-POWER」を投入し、2023年度までに年間100万台以上の電動化技術搭載車の販売を見込んでいる。
その実現に向け日産は、主に一般家電向けや車載用リチウムイオンバッテリーにおいてグローバルで高い実績を持つSunwoda社の技術力に期待を寄せていると云う。
今後両社は、日産が持つ電動車両や車載用バッテリーを開発する技術やノウハウと、Sunwoda社の次世代バッテリー開発の技術と生産能力を掛け合わせて競争力を強化。中国およびグローバル市場における今後のビジネス拡大を見据えた供給体制の確立についても検討する。
■Sunwoda(英語):http://www.sunwoda-evb.com/en/index.jhtml