日産自動車は2月12日(欧州時間)、今後欧州に投入する次世代小型バンを、アライアンスにおいて小型バン生産の中核を担うフランスのモブージュ地方にあるルノーの工場で生産すると発表した。
この次世代バンには、電気自動車(EV)とガソリン車で商用車タイプと乗用車タイプが設定され、多様なサイズ展開を予定。また、2019年以降モブージュ工場で生産されている現行の日産NV250バン同様、ルノーの次世代カングーと共に、アライアンスプラットフォームが採用されると云う。なお、モデルの名称を含む詳細は、発売日近くに発表される予定。
この発表に際して、日産の最高執行責任者であるアシュワニ=グプタ氏は以下のように話している。
「今般の発表は、日産が事業構造改革『Nissan NEXT』を着実に推し進めながら、欧州において勢いを増していることを証明するものです。今後発売する商品をアライアンスパートナーとともに生産することで、双方の競争力を高め、両社に利益をもたらします。詳細な商品情報は後日あらためてお伝えしますが、今後もお客さまに日産らしい商品を通して、電気の走りをご体感頂けるよう、取り組んで参ります」。
日産は、次世代のEVバンにおいても、2014年発売の初の量産EV商用車「e-NV200」同様、ゼロエミッションの輸送を実現すると共に、燃料費や自動車税の削減、都心部の渋滞税回避により、企業のコスト削減にも寄与していきたいとしている。
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