日本製鉄は1月18日、超ハイテン鋼板の供給体制を強化するため、東日本製鉄所君津地区で、月産能力33千トン、強度1.5GPa(*1)級の超ハイテン(*2)鋼板製造が可能な第6CGL(溶融亜鉛めっき設備)の商業運転を1月16日に開始したと発表した。
日本製鉄は、自動車業界において、世界的な環境規制強化と衝突安全基準の厳格化が進んでいることや、電気自動車の更なる普及等、車体軽量化ニーズが一層高まり、各メーカーの超ハイテン適用が増加、今後も需要拡大が見込まれると判断。
こうした車体の軽量化・高強度化を実現する超ハイテン鋼板のニーズ拡大に対応するため、今回、東日本製鉄所君津地区の第6CGLの商業運転を開始し、超ハイテン鋼板の供給体制を強化した。
日本製鉄は、今後も、世界最高の技術とものづくりの力を常に追求し、国連採択の「持続可能な開発目標(SDGs)」にも合致した活動(「気候変動に具体的な対策を」)に資するハイテン鋼板の供給を通じて、社会の発展に貢献していくとしている。
*1)GPa(ギガパスカル):パスカルは引張り強さや圧力の単位。
*2)ハイテン:High Tensile Strength Steel(高張力鋼)の略称。引張り強さが1.0GPa以上ある鋼板を超ハイテン鋼板という。引張り強さ1.5GPaのハイテンは、1mm2あたり150kgの力が加わるまで破断しない。
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