日本板硝子(NSG)は、10月22日、米国で増設する新工場を米国・オハイオ州に建設すると発表した。
新工場は、今年5月に発表した太陽電池パネル用の透明導電膜(TCO: transparent conductive oxide)ガラスの増産計画を推進するものだと云う。
新工場は、総面積約4.64ヘクタール。NSGが長期供給契約を締結したファーストソーラー社の工場近くのオハイオ州トロイ地区に建設され、着工は2019年春、2020年後半の操業開始を予定している。
また、米国でNSGが新設するフロートガラス工場としては1980年以降初めてとなり、現地で125~150人の雇用創出を見込むとしている。
これに際して、同社の建築ガラス事業部 北米事業部 事業部長のリチャード・アルトマン氏は、以下のように述べている。
「当社はガラス業界において長年の歴史を持っており、オハイオ州とも強い結びつきがあります。米国の新拠点をこの地に設立できることを光栄に思います」。
また、ビジネスの誘致等、オハイオ州での雇用創出と新たな設備投資を促進を目的とした民間の非営利団体・JobsOhioの先進製造企業担当責任者のグレン・リチャードソン氏は以下のように述べている。
「世界有数のフロートガラスメーカーであるNSGは、オハイオ州で長年にわたり成功を収めてきました。リージョナル・グロース・パートナーシップ事業と共に、NSGが最新の工場を建設し、成長する太陽光発電市場に関連して新たな雇用をもたらすことを楽しみにしています」。