存続会社:エヌエスアドバンテック
日本精機は3月4日、2021年2月19日開催の取締役会において、2021年4月1日を効力発生予定日として、100%子会社であるエヌエスアドバンテック、エヌエスエレクトロニクスの2社について、エヌエスアドバンテックを存続会社とした合併を実施することを発表した。
日本精機グループは、グローバルでの四輪車・二輪車需要拡大に伴い、世界各地への拠点拡充を図ってきた。
国内需要が横ばいで推移する中、海外での生産比率が高まり、国内工場に求められる役割は、生産性の向上とグローバル生産をリードするマザー機能の発揮へと変化しており、日本精機は、この合併により、国内各工場の役割明確化、オペレーションの効率化を推進する。
具体的には、エヌエスアドバンテックの強みである車載用計器部品の加工技術(樹脂着色/成形/印刷)に、エヌエスエレクトロニクスの基板実装技術、計器組立技術を加え、四輪車用・二輪車用計器の生産を集約することで高効率な一貫加工生産体制の構築を目指す。さらに、組立ラインのリノベーションや成長領域へのリソース強化などを行うことで、ものづくり競争力向上を図るという。
また今回の合併による、日本精機グループの連結業績に与える影響は、連結子会社同士の合併であるため軽微だとしている。
消滅会社:エヌエスエレクトロニクス
■合併の要旨
(1)合併期日(効力発生予定日)
2021年4月1日
(2)合併の形態
エヌエスアドバンテック㈱を存続会社、エヌエスエレクトロニクス㈱を消滅会社とする吸収合併(100%子会社同士の無対価吸収合併)
■合併する会社の概要
– 存続会社
・商号:エヌエスアドバンテック株式会社
・設立年月:2000年7月
・所在地:新潟県小千谷市
・代表者:代表取締役社長 栃倉正美
・主な事業内容:二輪車(機械式)用計器製造、車載用計器部品製造、樹脂部品成型、樹脂材料着色/販売
– 消滅会社
・商号:エヌエスエレクトロニクス株式会社
・設立年月:1973年6月
・所在地:新潟県長岡市
・代表者:代表取締役社長 速水敬喜
・主な事業内容:二輪車(電気式)/四輪車用計器製造、車載用計器の基板実装