日本ユニシス(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡昭良)は10月26日、法人向けに提供している通信型ドライブレコーダー「無事故プログラムDR」に、SDカードを抜かずに常時録画映像を確認する機能を新たに追加。その提供を10月22日から開始したと発表した。
今回追加した新機能では、GPSによる1分間毎の位置情報の送信を基にドライブレコーダーのSDカードに記録された常時録画映像がLTE回線経由でアップロードされる。映像は管理サイトに反映され、地図上の走行ルートから地点や時間を選択するだけで、SDカードを抜かずに最大4分間の映像を取得することができる。
万が一事故が発生した際、取得したい映像の時間が分からなくても、地図上の走行ルートから選択でき、事故発生地点および発生時前後の映像の確認ができる。また、日常同じ経路を運行しているドライバーに対し、地図上から同じ場所の運転が良いドライバーと運転が悪いドライバーの常時録画映像を比較し、危険ドライバー、新人ドライバーに対する安全教育に役立てることも可能だ。加えて、運転開始日時と終了日時の入力でも映像を確認できるので、日常運転録画の確認により、あおり運転など危険運転防止の効果が期待でき、更に車内カメラを併用することで通常運転時の脇見運転、ながら運転の把握にも活用、ドライバーの安全運転管理をすることができる。
近年、危険運転が社会問題化しており、2019年12月のながら運転の厳罰化に加え、2020年6月、あおり運転の厳罰化も施行された。社用車管理者にとって、ドライバーの危険運転を抑制することは大きな課題になっている。また日本ユニシスは顧客のヒアリングを行い、事故発生時は状況を早めに把握し、事故や危険運転時だけでなくその前後の映像も併せて確認したいニーズを明らかにした。
こうした声を受け、日本ユニシスはSDカードを使わず、確認したい地点・時間をWebサイトから選択し、直ちに最大4分間の映像を確認できる新たな機能をリリースした。この機能は、「無事故プログラムDR」の基本サービスとして、すべての顧客が利用可能だ。日本ユニシスは、「無事故プログラムDR」の提供を通じ、社用車の安全運転の実現と事故の無い社会の実現を目指している。
■関連リンク
法人・運行管理者向け「無事故プログラムDR」:https://dr.unisys.co.jp/
※無事故プログラムDRは、日本ユニシス株式会社の登録商標。その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標。