日本電産のトラクションモータシステムの「E-Axle」が、中国の広汽新能源汽車(※)が広州モーターショーで発表した新型量産EVの「Aion S」に初採用された。
トラクションモータは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などで駆動力を発生させる中核部品。
日本電産のトラクションモータシステム「E-Axle」は、モータとインバータ、ギアの一体化により、小型・軽量化。また、最大出力を150kW、最大システム出力トルクを3,900Nmまで向上させながらも、重量を87kgにとどめた(同クラスのガソリンエンジンの一般的な重量は160kg前後)。
日本電産では現在、中国・平湖工業圏に「E-Axle」の専用工場(66,000㎡)を建設中、2019年5月からの量産開始を予定している。
また今後、中国だけでなく、世界中の自動車メーカーやTier1に対しても積極的な拡販活動を行っていくとしている。
※)広汽新能源汽車:中国自動車大手の広州汽車集団が昨年7月に設立したエコカー事業子会社。
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