ニチコン は9月4日、コンデンサなどの電力関連商品を10月1日受注分より(※1)10~15%値上げすると発表した。また今後は、一部製品に於いて、上昇した輸送費用についても請求していく(※2)とのこと。
今回の値上げの理由について同社は、昨今の誘電体フィルム、鋼板材などの原材料価格やエネルギー価格高騰に加え、労務費および物流コストなども上昇しており、今後もその影響が長期化する見通しであることなどを挙げている。
<電力関連商品の価格改定について>
– 改定時期 2024年10月1日受注分(※1)より
– 価格改定対象と改定率:
・高圧進相コンデンサ、低圧進相コンデンサ:10%
・直列リアクトル(高圧、低圧)、放電コイル(高圧、低圧):15%
・サージ吸収用・接地用コンデンサ:10%
・進相コンデンサ設備(高圧、低圧):10%
・高調波フィルタ、自動制御装置:10%
– その他:一部の製品(※2)については、上昇した輸送費用も請求する。
※1:9月30日までの注文でも、来年(2025年)1月1日以降に納品するものについては新価格適用する。
※2:対象製品および輸送費の負担条件は、担当営業窓口に問い合わせること。