日本発条(ニッパツ)は2月8日、半導体プロセス部品(半導体製造装置用部品)の生産能力増強のため、35億円を投じ、長野県の宮田工場(2019年4月新設)に新たな生産棟を建設すると発表した。
宮田工場で生産される半導体プロセス部品は、半導体製造装置への使用のほか交換需要もあるため、新規設備向けだけでなく、半導体製造規模に比例して市場が拡大する傾向にあると云う。
そのためニッパツは、大きな成長が見込まれる半導体プロセス部品の需要増加に対応すべく、今回、宮田工場に新たな生産棟を建設することを決定した。
またこの投資に加え、今後も数十億円規模の投資を順次行うことについて検討。これにより半導体の売上高を、現在からほぼ倍増の300億円を超えるレベルに引き上げていく計画だと云う。
なお、今後については、計画が確定次第、順次告知していくとのこと。
[投資の概要]
– 対象工場:産機生産本部宮田工場
– 所在地:長野県上伊那郡宮田村5352-6
– 投資額:35億円
– 生産品目:半導体プロセス部品
(エッチング装置向け冷却板、成膜装置向けヒーター等)
– 着工予定:2022年4月
– 稼働予定:2024年4月