日本発条(以下、ニッパツ)は8月30日、長野県の産機生産本部駒ヶ根工場に10億円(第一期工事)を投じ、金属基板の生産能力を増強すると発表した。
金属基板は、特にカーエレクトロニクス市場で高いシェアを有し、また、自動車の電気自動車(EV/HEV)化が進むなか、大幅な拡大が見込まれるパワーモジュールにおいて、高規格のものが使用されていると云う。
ニッパツは、長野県の駒ヶ根工場とマレーシアでこの金属基板を製造しているが、需要拡大に伴い受注が大きく増加していることから、今回、生産能力増強を目的に追加の設備投資を行うことを決定した。
第一期工事では、10億円を投じて生産能力を約30%上げる計画。また来期以降、第二期工事として追加投資(14億円の見込み)も計画しており、さらに将来の受注増を見込み用地取得や生産棟の追加建設も検討していると云う。
[投資の概要]
– 対象工場:産機生産本部駒ヶ根工場
– 所在地地:長野県駒ヶ根市赤穂1170-1
– 投資額:10億円(第一期工事)
– 生産品目:金属基板(カーエレクトロニクス、産業用途向けなど)
– 着工予定:2021年8月
– 稼働予定:2022年7月
■(ニッパツ)自動車向け製品(含.金属基盤):https://www.nhkspg.co.jp/products/car/electric.html