日本発条(ニッパツ)は10月26日、半導体プロセス部品(半導体製造装置用部品)の生産能力増強のため、長野県上伊那郡にある宮田工場に投資すると発表した。投資額は9億円。10月から工事に着工し、来年10月の稼働を予定している。
ニッパツは、今年9月のプレスリリース(※)で、中期計画に対する4億円の設備投資の前倒しについて発表しているが、半導体製造装置に使用される半導体プロセス部品の需要増の勢いが増してきていることを受け、今回更に9億円の設備投資を実施する。
同社では、半導体プロセス部品を、神奈川県の伊勢原工場と、2年前に新設した長野県の宮田工場2カ所で生産しているが、今回の投資対象は宮田工場となる。
ニッパツでは、今後も大きな成長が見込まれる半導体プロセス部品の需要増加に対応すべく、宮田工場に於ける建屋増設等も含め、数十億円規模の更なる生産能力増強を検討するとしている。
[投資概要]
– 対象工場:産機生産本部宮田工場
– 所在地:長野県上伊那郡宮田村5352-6
– 投資額:9億円
– 生産品目:半導体プロセス部品
– 着工予定:2021年10月
– 稼働予定:2022年10月
<※参考:9月6日発表のプレスリリースに於ける投資の概要>
– 対象工場:産機生産本部宮田工場
– 所在地:長野県上伊那郡宮田村5352-6
– 投資額:4億円
– 生産品目:半導体プロセス部品
– 着工予定:2021年7月
– 稼働予定:2022年7月