ナビタイムジャパンは7月16日、ドライブレコーダーアプリ『AiRCAM』(エアカム)のiOS版を提供開始した。
このアプリは、交通事故や交通違反の削減を目的として開発したドライブレコーダーアプリ。走行中は、映像や走行データを記録するだけでなく、AIによるリアルタイムの画像解析で、危険や交通違反につながる運転に対して注意喚起をし、安全運転を支援する。また、見落としがちな一時停止やオービス設置場所では、ARを活用した直観的な注意喚起で交通違反や速度超過を抑制する。
さらに、安全で思いやりのある運転をAIでリアルタイムに判断し、「HAPPY DRIVEポイント」を付与。貯めるとスピードくじに挑戦でき、ドライブの休憩も兼ねてコンビニで交換できる飲み物やお菓子等が当たる。ドライバーが安全運転の価値を実感し、楽しんで続けられる仕組みにすることでさらなる意識の向上を促す狙い。
通常のドライブレコーダーは、画像を記録し運転後に備えるものだが、同社は、ドライブレコーダーのカメラが捉えている車の周囲の情報を使って交通違反を防止し、事故を未然に防ぐことができると考え、このアプリを開発した。
AIを活用してドライブレコーダー映像から車間距離や車線、歩行者などを検知し、事前に警告することで、車間距離保持義務違反、横断歩行者等妨害等違反などの交通違反を減らし、交通事故の削減に貢献。また、適正な車間距離による速度低下防止や車線利用の適正化などにより、渋滞要因を減らし、渋滞緩和にもつなげるとしている。