武蔵精密工業 (ムサシ)は8月9日、インド連結子会社であるMusashi Auto Parts India(本社:ハリアナ州/以下、MAP-ID)に於いて、二輪車向けのギヤ・シャフト部品や二輪EV用のe-Axleの生産能力を増強することを目的に、カルナータカ州バンガロールの第2工場を拡張すると発表した。なお、拡張工事は2025年第2四半期中の完了を予定しているとのこと。
世界最大の二輪車市場であるインドでは、人口拡大に伴い、今後も高い経済成長が続いていくことが予想されており、また政府主導の下、四輪車に先行して二輪車のEV化が加速していると云う。
ムサシは、インド市場の幅広い顧客に二輪EV用e-Axleを供給することを目指していることから、MAP-ID第2工場の拡張を通じて、成長市場であるインドの現地需要に応える生産能力の強化を進めると共に、さらなる事業成長を目指すとしている。
<ムサシの会社概要>
四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発から製造、販売を手掛けており、特に二輪車向けトランスミッションに於いては、業界トップクラスの世界シェア約30%を誇る(ムサシ調べ)。また電動、自動運転といった次世代自動車向けパワートレインやサスペンション、ステアリング等の商品展開を進める一方で、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、SDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力している。
– 社名:武蔵精密工業株式会社
– 代表者:代表取締役社長 大塚 浩史
– 本社:愛知県豊橋市植田町字大膳39-5
– 創業:1938年4月
– 設立:1944年1月22日
– 資本金:5,602百万円 (2024年3月現在)
– 連結売上高:349,917百万円 (2024年3月期)
– 単体売上高:59,779百万円 (2024年3月期)
– 連結従業員数:16,763人 (2024年3月末現在)
– 単体従業員数:1,242人 (2024年3月末現在)
– 事業内容:輸送用機械器具の製造および販売。