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2024年2月9日【テクノロジー】

武蔵精密、インドで二輪車イーアクスルの研究開発を始動

NEXT MOBILITY編集部

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ムサシ+SCTMエンジニアリング・ロゴ

武蔵精密工業 ( ムサシ )は先の2023年9月の報道通り、今年の2月9日、更なる小型・軽量・静粛性を兼ね備えた高性能な二輪・三輪電気自動車( EV )向けのe-Axle( イーアクスル )の開発とラインナップ拡充を目指す研究開発「MIDC(Musashi India Development Center)プロジェクト」を、インド・ベンガルールのエレクトロニックシティにて1月から開始した。

 

このプロジェクトは、住友商事とテックマヒンドラリミテッド( 本社:インド )の合弁会社「SCTMエンジニアリング ( SCTM )」の協力の下、高度な開発スキルを有するインドのエンジニアリングサポートを得て進められる。

 

 

世界最大の二輪車市場であるインドでは、政府が2030年までに二輪車の80%をEV化するという目標を掲げていることもあって、現地でのEV生産ニーズも急速に高まっている。

 

現在、パワートレインやサスペンションといった次世代自動車向け商品の展開を推進するムサシは、これを受けて、同国で二輪・三輪EV向けのe-Axleを研究開発するプロジェクトを開始。開発したe-Axleをインドはもとよりタイやインドネシア、ベトナムといった東南アジア諸国、アフリカなどの成長市場で量産・販売していきたいとしている。

 

また、その供給を通じて、インド市場をはじめ全世界での二輪・三輪EVの普及をリードすると共に、カーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。

 

[ムサシの会社概要]

四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っている。なお、二輪車向けトランスミッションは世界シェア約30%と業界トップクラスの占有率を誇る(ムサシ調べ)。現在は、電動、自動運転といった次世代自動車向けパワートレイン、サスペンション、ステアリング等の商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、SDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力している。

 

– 社名:武蔵精密工業株式会社
– 代表者:代表取締役社長 大塚 浩史
– 本社:愛知県豊橋市植田町字大膳39-5
– 創業:1938年4月
– 設立:1944年1月22日
– 資本金:5,458百万円 (2023年3月現在)
– 連結売上高:301,500百万円 (2023年3月期)
– 単体売上高:51,076百万円 (2023年3月期)
– 連結従業員数:16,316人 (2023年3月末現在)
– 単体従業員数:1,210人 (2023年3月末現在)
– 事業内容:輸送用機械器具の製造および販売。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。