村田製作所(以下、ムラタ)は1月11日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で1月19日から21日まで開催される「第14回[国際]カーエレクトロニクス技術展(以下、カーエレジャパン/※1)」に出展すると発表した。
ブースでは、通信機能が備わることにより、車内装備のみならず、車外の基地局、都市インフラ、そして人とつながっていくクルマや、環境規制の強化により急速に進んでいくEV化など、大きく変化するモビリティ(Mobility)市場の課題解決に欠かせない、多彩で信頼性の高い電子デバイスを紹介する。
[イベント概要]
– 名称:第14回[国際]カーエレクトロニクス技術展
– 会期:2022年1月19日(水) ~ 21日(金)
– 会場:東京ビッグサイト 東展示棟
– URL:https://www.car-ele.jp/
– ムラタブース:46-54
<主な出展アイテム>
■In-Carコーナー
・材料、工法および構造の工夫によりバリエーションを揃えた高信頼性MLCCや、車載カメラ用PoC(※2)向けインダクタをはじめ、車内での人の存在の検知に、Wi-Fiの電波をセンサとして活用するWi-Fiソリューション+バイタル信号により検知する乗員センサの2つのソリューションを紹介。
・トンネルなどGPSの届かない環境で、自動車の位置情報を正確に検知する6軸ワンパッケージ慣性力センサを紹介。
■Out-Carコーナー
・車のコネクテッド化をインフラ側で支えるロードサイドユニット向けに、V2XモジュールやDC-DCコンバータを、つながる車のサイバーセキュリティー対策に量子乱数ハードウェアセキュリティーモジュールを紹介。
・LF通信用のアンテナコイル、小型・高信頼性・高精度を実現したセラミック発振子/水晶振動子、低背、大容量の導電性高分子アルミ電解コンデンサを紹介。
■Green-Carコーナー
・自動車市場のあらゆるニーズに応える各種コンデンサや、様々な用途の温度検知・温度補償に最適なサーミスタなど、クルマの電動化や安全システムを支える小型で耐熱性に優れ、セラミックスの特性を生かした信頼性の高いデバイスを紹介。
■Topicsコーナー
・タイヤの管理効率化に貢献するフランスのミシュラン社(Michelin/本社:クレルモン・フェラン)と共同開発したタイヤ内蔵型のRFIDを使ったデモンストレーションを実施。
・設計解析に役立つシミュレーションソフト「Femtet(フェムテット)」を紹介。
ムラタは、今後もエレクトロニクス業界のイノベーターとして、信頼性に優れたコンデンサなどの受動部品や先進安全システム向けのセンサ、通信モジュールをはじめとするソリューションでスマートかつ快適なモビリティ社会の実現に貢献するとしている。
※1:カーエレクトロニクスの進化を支える半導体・電子部材、ソフトウェア、テスティング技術などが一堂に出展する同分野世界最大の専門展。
※2)PoC(Power Over Coax):信号ラインと電源ラインを同軸ケーブルに一本化した方式。
■(ムラタ)「第14回 [国際] カーエレクトロニクス技術展」特設サイト:https://www.murata.com/ja-jp/campaign/events/japan/car-ele