村田製作所のタイ生産子会社であるMurata Electronics (Thailand)が、昨年12月から建設を進めていたEMIフィルタおよび、アンテナコイル生産用の2つの生産棟が完成した。
新生産棟は、スマートフォンをはじめとする高機能化が進展するモバイル機器向けや、電装化が進む自動車向けの電子部品需要の増加に対応するため、生産能力増大を目的に建設。ムラタは、さらなる需要拡大へ対応できる体制を構築していくとしている。
[竣工した新生産棟の概要]
<EMIフィルタ生産用の新生産棟>
– 構造・規模:RC造2階建て
– 延床面積:9,993 ㎡
– 建築面積:5,166 ㎡
– 投資額:約15億円(建物のみ)
<アンテナコイル生産用の新生産棟>
– 構造・規模:RC造2階建て
– 延床面積:9,995 ㎡
– 建築面積:5,138 ㎡
– 投資額:約14億円(建物のみ)
[タイ生産子会社の概要]
– 会社名:Murata Electronics (Thailand), Ltd.
– 所在地:
Northern Region Industrial Estate 63 Moo 4, Tambol Ban Klang Amphur Muang, Lamphun 51000, Kingdom of Thailand
– 設立:1988年9月
– 資本金:950,000,000 Bhat
– 代表者:中山 能勝
– 従業員数:6,500名(2019年9月30日現在)
– 事業内容:
超音波センサ、アンテナコイル、圧電製品、EMIフィルタ、コンデンサなどの開発・製造