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2017年11月29日【テクノロジー】

村田製作所、横浜に新研究所。EV(電気自動車)・通信系開発を加速へ

坂上 賢治

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敷地面積:7,414.88㎡
延床面積:65,607.71㎡
規模:鉄骨造 地上18階、地下2階、塔屋1階
フロア構成
高層階: 厚生施設
中層階: 開発エリア
低層階: 開発エリア、にぎわい施設
地下階: 電波暗室、駐車場、機械室
建設予定地:横浜みなとみらい21地区 47街区
工事期間:着工2018年5月、竣工2020年9月(予定)
投資総額:約400億円(土地・建物費用)

 

建物コンセプト
1.まちなみに融合するデザイン
みなとみらい大通りに面する超高層建築物が集積するまちなみに融合する風格ある外観デザインとする。また建屋外周に豊かな緑や休憩スペースを配置するなど歩行者が一息つける街に調和した空間作りを目指す。

2.科学の「発見を考える」きっかけを提供(公共空間)
理数離れが叫ばれる今日、ムラタの事業活動と紐づいた「科学」をテーマに教育・文化の発展に寄与し、横浜みなとみらい21地区の新しい顔となるエリアを目指す。

また同エリアは、DISCOVER(発見)・THINK(考える)を2大キーワードとし、この2つの体験を軸に一般の来場者の興味を促しながら、来場者それぞれの趣向に寄り添い、親しまれ、繰り返し楽しんでもらえるエリアを目指す。

施設内のDISCOVERエリア(発見):
企業紹介やロボットを使用した技術解説、サイエンス体験展示などを行い、「科学って楽しい!」に関する体験から科学に対する動機の醸成を促す。

 

施設内のTHINKエリア(考える):
工作の楽しさを伝える「電子工作教室」などを開催し、身の回りの電子機器の中で活躍している電子部品の種類やはたらきを紹介する。また子どもたち自身の手による電子回路基板の組み立てや、実験デモなどを通して、電子部品の簡単な仕組みと原理・現象を学ぶエリアも用意していく。

 

3.人にやさしい環境デザイン
建屋の屋上緑化や壁面緑化を含め、全体として20%以上の緑化率を目指す。また、太陽光発電パネルや雨水利用など様々な環境技術を採用し、人にやさしい環境デザイン施設とし、CASBEE(建築環境総合性能評価システム・建築物の環境性能を評価し格付けする手法) Sランクを目指す。

 

4.BLCP・防災対策
災害時や帰宅困難者発生時の対応が可能な施設を目指す。また、制振構造を採用し地震時にも人命を守る施設を目指す。

※BLCP(Business and Living Continuity Plan:業務・生活継続計画)は、災害や事故に対して最低限の事業活動や生活の継続を図るための危機管理に関する行動計画。

 

5.革新的で新しい価値を創り出す
自社の技術と業種問わず多様なお客様の技術との融合による新しいビジネスの創出を目指し、以下をコンセプトとするオープンイノベーションセンターを設置する。

・協業先との具体的で活発なコミュニケーションの場
・当社に対する期待と信頼を生み出す場
・「アイデア」をすぐに実証・実験へと変える場
・来訪者に合わせた技術開示による特別な場

 

6.ひらめきやイノベーションの具現化を促す
研究開発フロアでは、研究オフィスと実験・試作エリアを接することで、発想やひらめきをすぐに実証できる環境を作り、イノベーションの具現化のスピードアップを実現させていく。

またオフィスフロアにおいては、自然光や景観を取り込み、開放的な空間によってひらめきを促すフロアとする。加えて食堂を上層階に設置することで、立地を活かしたリフレッシュ空間を創出する。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。