村田製作所は11月29日、神奈川県横浜市みなとみらい21地区に設立する新たな研究開発拠点の名称を「みなとみらいイノベーションセンター」とし、建物概要を発表した。(坂上 賢治)
この、みなとみらいイノベーションセンターでは、通信市場を中心とした既存事業に加え、自動車、エネルギー、ヘルスケアといった注力市場向け製品や、IoTなど新規市場向け製品の基礎研究、企画、デザイン、設計力の強化を図っていく。
特に電池事業を中心としたエネルギー市場や、ヘルスケア市場向けビジネスでは地理的メリットを活かした顧客・市場(業界)との接点強化を図り、事業拡大を目指す。
併せて自動車市場向けビジネスでは、実車用大型電波暗室を設置し、さらなる設計ノウハウの蓄積や製品設計への迅速なフィードバックを図ることで競争力を高めていく。
加えて同社野洲事業所、横浜事業所などの研究開発拠点との連携を強化、技術交流など外部との連携強化を図り、オープンイノベーションを促進することで業界をリードする革新的な製品や技術を提供していきたいとしている。
なお、新設された暁の「みなとみらいイノベーションセンター」では、千人を超える規模の従業員が働く予定だと云う。
施設概要
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