ピアッジオ グループ ジャパンは12月15日、新型V7に新たに850CC、65HPエンジンを搭載することを発表した。
初代V7の発売から50年以上を経て、新しいV7には、力強くミニマルなスタイルのV7ストーンと、クラシカルでエレガントな外観を特徴とするV7スペシャルの2つのバージョンが用意されている。
新型V7ではV85TTで採用されるエンジンをベースとした850ccエンジンを搭載。このエンジンはマンデーロ工場で生産された最新のもので、優れた性能と高い効率性を提供し、高い快適性、楽しさ、そして信頼性を実現する。
先代のエンジンと比較すると、最高出力が25%アップし、52HP/6200rpmから65HP/6,800rpmまで向上した。最大トルクも大幅に向上し、60Nm/4,250rpmから73Nm/5,000rpmまで向上、3,000rpmで80%以上のトルクを発生する。
また、このマンデーロ工場から生み出される新型V7は、より優れた成熟性を持ち合わせている。それはビジュアル面でのインパクトからも明らかで、エキゾーストシステムは、排気量が拡大されサイズが大きくなった。また、より大きなファイナルドライブギアボックス、よりワイドになったリアタイヤ、そしてより頼もしくなったKYB製リアショックアブソーバーなど、後ろからのフォルムが印象的だ。
そしてスタイリッシュなサイドパネル、より短いリアマッドガードは新しいエキゾーストシステムと並んで新しい“850”の外観をセクシーに一新する要素となっている。
新型V7でも、モト・グッツィのベストセラー製品の軽快なハンドリングは健在で、安定性と快適性を向上させるために多くの新機能が導入されている。
ステアリングヘッド周りの補強を追加したフレームはさらに進化し、トラベル量が改善された新しいリアショックアブソーバーと新しい形状のシートは、新しいライダーフットペグサポートも含め快適性を向上させている。
V7ストーンのヘッドライトでは、モトグッツィイーグル形状のDRLを含む新しいフルLEDランプシステムを採用している。一方で、新しいインスツルメントパネルにはミニマルな外見とマッチしたデジタルのシングルメーターを採用。ストーンのスポーティなアルミニウム製のキャストホイールも新たにデザインされ、リアホールにはより幅の広い150/70タイヤを装着する。
V7スペシャルではエレガントな二眼アナログメーター(スピードメーターとレブカウンター)と、クラシックなスポークホイールを引き続き採用している。
また、新型V7には調整可能なMGCTトラクションコントロール(キャンセルすることも可能)を標準装備している。
カラーバリエーションは、V7ストーンはブラック、ブルー、オレンジのサテン仕上げの3色、V7スペシャルは、クラシカルでエレガントなブルーとグレーをラインアップする。
なお、日本での販売価格や発売時期に関しては、後日改めて案内するという。
■モト・グッツィ ジャパン
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