ピアッジオグループジャパンは4月13日、カスタムモデル”V9 Bobber”に新型エンジンと車体の一部にアップデートを加えた『V9 Bobber 100周年記念スペシャルエディション』の受注を、全国のモト・グッツィ正規販売店にて開始した。6月より順次出荷を開始する。
V9シリーズは、モト・グッツィが展開するミドルクラスクルーザーで、V9 Bobberは無駄なパーツを極限までそぎ落とし、かつて米国を中心に流行したいわゆる「ボバースタイル」を現代風にアレンジしたカスタムモデル。
100周年記念スペシャルエディションでは、そのV9 Bobberをベースにし、マットグレーのタンク、ブラウンのシート、マットグリーンにペイントされたサイドパネルとフロントマッドガードなど、「オットーチリンドリ」の特徴であるカラーリングを施している。
新しいV9 Bobberは、V85 TTが搭載するユニットから派生した新しい850ccエンジンを採用。最高出力65hp、最大トルク73Nmとなる新型エンジンのパフォーマンスを十分に受け止めるフレームは、ステアリングヘッド周りを強化する事により、安定性を向上させ精度の高いハンドリングを生み出している。
また、乗り心地を向上させるために、振動を低減するフットペグも新設計で、ABSに加えて、調整可能なMGCTトラクションコントロールシステムも標準装備されている。
新しいショートタイプのフロントマッドガードや、短くすっきりとしたテール周りのデザインを採用するほか、ブラックアウトされたハンドルバー、16インチホイール、エキゾーストシステム、リアマッドガードなどは、マットブラックで統一されている。
V9 Bobberは新しいLCDダッシュボードを搭載し、イーグルの姿を連想させるフルデジタル丸形シングルダイアルを採用。LEDのヘッドライトにもマンデーロイーグルの形をしたDRLを備えている。
また、バイクをスマートフォンに接続し、情報メニュー(スピードメーター、タコメーター、瞬間出力、瞬間トルク、瞬間または平均燃費、平均速度、バッテリー電圧、制御の状態、縦加速度、トリップコンピューターなどを含む)から選択可能な7つのパラメーターをスマートフォンの画面上で同時に確認することができるMoto Guzzi MIAマルチメディアシステムをオプションで装着する事が可能だ。
さらにBluetoothを介して音声コマンドの利用や着信・発信の管理、音楽プレイリストの管理が可能になり、また電話音声アシスタントの操作を含め、ハンドルバーの便利なコマンド機能で、すべてのインタラクションを管理することが可能になる。
■V9 Bobber 100周年記念車 商品概要
– メーカー希望小売価格:1,342,000円(消費税10%込)
– カラー:チェンテナリオ(100周年記念車専用グラフィック)
– 受注開始日:2021年4月13日(火)
– 出荷開始時期:2021年6月下旬より順次