三菱自動車工業は3月17日、タイにおける生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド(以下、MMTh)が、累計生産台数600万台を達成したと発表した。なお、生産600万台目の車両は、1tピックアップトラックの「トライトン」だった。
三菱自動車は、タイでの操業を1961年に開始し、2003年に累計生産台数100万台を達成した。以降、2010年に200万台、2013年に300万台、 2015年に400万台、2018年に500万台、そして60周年を迎える今年、600万台を達成。MMThからの車両輸出先は、現在、世界120カ国以上に及び、累計600万台の内、440万台はタイ国外へ輸出されたと云う。
三菱自動車の加藤CEOは、MMThにおける累計生産600万台に際して、以下のように述べている。
「当社にとって重要地域であるタイは、政府による後押しもあり、アセアンにおける当社最大の輸出拠点となりました。好評いただいているトライトンをはじめ、ミラージュなどを生産、さらに世界的に関心の高い環境対応車であるプラグインハイブリッドEVの生産も昨年末に開始しました。今後も魅力ある商品を投入してく所存です」。
三菱自動車は、同社重点地域アセアンの生産・輸出拠点であるMMThを牽引役として、引き続き成長していきたいとしている。
[MMThの概要]
– 設立年月日:1987年1月
– 本社所在地:
FYI Center Tower 1, 9th Floor, 2525 Rama IV Road, Klong Toei, Klong Toei, Bangkok 10110
– 工場所在地:
Laem Chabang Industrial Estate, 199 Mu 3, Tambol Tungsukhla, Amphur Siracha, Chonburi 20230
– 代表者:取締役社長 兼 CEO 一寸木 守一
– 資本金:70億バーツ
– 従業員数:約6,200名(2021年1月時点)
– 生産能力:424,000台
– 生産車種:
・第1工場 :パジェロスポーツ
・第2工場:トライトン
・第3工場:ミラージュ、アトラージュ
<ミツビシ・モーターズ・タイランド60周年記念動画>