三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)の子会社のパブコは、12月4日、新設分割会社の「サニックス仙台」を設立し、12月7日、サニックス子会社の佐藤商事に「サニックス仙台」の株式を100%譲渡した。
MFTBCの完全子会社のパブコは、相模工場(海老名市)、近畿工場(大和郡山市)、仙台工場(仙台市)の3工場で、トラック架装の開発、設計、製造、販売を行なう車体メーカー。
その内、仙台工場の有する自動車車体およびその他の運送用機器の製造、販売ならびに修理事業に関する権利義務を、新会社の「サニックス仙台」に継承し、また、12月7日に新会社の全株式をサニックスの子会社である佐藤商事に譲渡する。
サニックスは山形県を拠点とし、東北地域密着型の自動車総合サービス工場として、製造、整備、板金塗装などの事業を幅広く展開。
パブコ側は、仙台工場の譲渡について、これまで地域に特化した架装を多く手がけてきた工場の特性を活かし、より良い製品とサービスの提供を目的に新会社の設立と譲渡を決定したとしている。
[会社概要]
<サニックス仙台>
– 所在地:宮城県仙台市宮城野区扇町二丁目4番11号
– 代表者:佐藤 啓
– 資本金:1億円
– 従業員数:40人
– 事業内容:自動車車体およびその他の運送用機器の製造、販売ならびに修理事業
<パブコ>
– 本社:神奈川県海老名市柏ヶ谷456番地
– 資本金:1億1000万円
– 株主:MFTBC 100%
– 従業員数:450人 (2018年11月末現在)
– 事業内容:ウイングボディ、バンボディ等の製造・架装、車両の改造
– 設立:1945年