三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は11月15日、電気小型トラック「eCanter」のグローバルでの納車台数が300台に到達したことを発表した。
また同日、MFTBCは持続可能なモビリティと輸送について考察するイベント「サステナブル・モビリティ・フォーラム」を開催し、「eCanter」を導入したイケア・ジャパンとDBシェンカーが、日本及び欧州での「eCanter」活用事例とカーボンニュートラル化に向けた同社の取り組みについて紹介した。
電動で駆動することで排出ガスが一切出ず、1回の充電で約100kmの走行が可能な「eCanter」は、廃棄物処理から都市部の小口配送まで、さまざまな業種や物流ニーズで用いられている。この特性により、「eCanter」は都市部での騒音や排出ガス削減に貢献しながら、都市内輸送で活用出来ることが実証されている。
また騒音や振動が少ない「eCanter」は、頻繁に発進や停止を繰り返す走行ルートや、早朝及び深夜の運行に適している。物流会社のDBシェンカーはグローバルで最大規模の「eCanter」を運用。イケア・ジャパンは同社が所有する2台の「eCanter」を横浜や東京都内の店舗への商品配送用に利用し、また同社の物流パートナーが所有する1台を顧客向けの配送に関東エリアで利用する。
これらの企業における配送ニーズとサステナビリティの先進的なビジョンは、「eCanter」の持つ特性に合致している。なお、これまでの「eCanter」の累計走行距離は、世界中で合計400万km以上に到達した。