HMI技術を投入したコンセプトカーも展示
同社は、他にも自動運転時代の安全・安心・快適なクルマというテーマで開発したコンセプトカー「EMIRAI4(イーミライフォー)」(写真下)も開発。
今回の展示ブースには実車展示はなかったものの、パネル等でその技術も紹介していた。
「xAUTO」と同様の自動運技術を採用しつつ、2023年〜2025年頃の未来での活用をイメージし製作されたのがこの車両だ。
近未来の電動SUVをイメージしたこの車両で、特に注目なのは新開発のHMI(ヒューマンマシンインターフェース)技術を投入した広角カメラ型ドライバーモニタリングシステムだ。
このシステムは、広角カメラ1台で運転席・助手席搭乗者を同時にモニタリングすることで、安全運転の支援等への活用が期待できるシステム。
実用例としては、まず運転者の顔の向きや目の開き具合などから脇見・居眠りなどの異変がないことを確認することで、自動運転から手動運転への安全でスムーズな切り替えをサポートすることが挙げられる。
また、運転者を顔認証することで、エアコンの温度設定などについて個人の好みを記憶し、快適な車室内空間を提供することも可能だ。
ちなみに、ドライバーモニタリングシステムは、本年度(2018年度)の量産化が既に決定している。